インタビュー Interviews
女性のライフコースにはさまざまな選択の場面があります。結婚、出産、子育てを選んだ人もそうでない人も、人生の後半には親や配偶者の介護に直面する人も多いでしょう。そうした様々な人生の局面の中で、人として、女性として、暮らしていく中で、アーティストとして制作を続けてきた人生の先人たち、中高年の女性アーティストたちに、それぞれの芸術と人生について語っていただきます。その語りを共有することで、これから後を歩んでいく若い世代にとって、何らかの刺激や励ましになれば幸いです。こうした企画の趣旨を汲んで、インタビューに応じていただいた作家の皆さんに心よりお礼を申し上げます。
*なお、インタビューの形式等については、日本美術オーラル・ヒストリー・アーカイヴのメンバーの一人である中嶋 泉さんにご教示をいただきました。記して感謝いたします。
2023年2月14日 | 上原美智子(染織家) まゆ織工房(沖縄県南風原町) |
2023年6月5日 | 内田あぐり(日本画家) 自宅兼アトリエ(神奈川県三浦郡葉山町) |
2023年9月11日 | 草野貴世(美術家) 自宅兼アトリエ(福岡県古賀市) |
2023年11月22日 | 喜屋武千恵(日本画家) キャンプタルガニー アーティスティックファーム(沖縄県糸満市) |
2024年6月17日 | 松下誠子(美術家) 自宅兼アトリエ(神奈川県藤沢市) |
座談会 Round-table Talks
ここに収録するのは、画家、飯沼知寿子氏がChatterbox実行委員会を立ち上げて企画し、 2020年から2022年まで毎年8月最終週にギャラリー檜B,C,e,Fで同時開催された4人の女性作家の個展およびその4人による座談会ChatterboxⅠ〜Ⅲの記録集です。飯沼さんの意図により、参加作家は飯沼さんと同じ1980年代生まれの若い世代から、遡って1950~1970年代生まれの中堅からベテラン世代まで、毎回できるだけ幅広い世代の作家に参加してもらい、ただ作品を展示するだけではなく、それぞれの言葉で自分の制作と人生について語り合う機会を設けました。それはこれまでの男性の作家や評論家と違う、女性作家の語りでしたが、男性の語りとはどこが異なるのでしょうか。また世代による違いはどこにどのくらいあるのでしょうか。この座談会の記録は印刷された冊子として展覧会の来場者に配布されましたが、本サイトの管理者である小勝禮子がより広い読者に開かれるべき内容だと思い、企画責任者の飯沼知寿子氏、および参加した作家の皆さんの承諾を得て、ここに掲載し、公開するものです。本サイトへの掲載を快くご承諾いただいた飯沼さんはじめ参加作家の皆さんに、心よりお礼申し上げます。
その後、2024年3月最終週に開催されたChatterboxⅣの記録集も引き続きご提供をいただいて掲載、公開しています。
- ChatterboxⅠ ―4人の語りとそれぞれの表現―
参加者:飯沼 知寿子 山本 裕子 藤本 珠恵 阿部 尊美
IINUMA Chizu, YAMAMOTO Hiroko, FUJIMOTO Tamae, ABE Takami
会場風景、作品写真 Installation views
- ChatterboxⅡ ―交錯する4人の場面―
参加者:湯口 萌香 糸数 都 中西 晴世 飯沼 知寿子
YUGUCHI Moeka, ITOKAZU Miyako, NAKANISHI Haruyo, IINUMA Chizu
会場写真、作品写真 Installation views - ChatterboxⅢ ―変化を伴い持続する4人―
参加者:飯沼 知寿子 斎藤 英子 釘町 一恵 間々田 佳
IINUMA Chizu, SAITO Eiko, KUGIMACHI Kazue, MAMADA Kei
会場写真、作品写真 Installation views - ChatterboxIVー4人で手繰る性と美術ー
参加者:いぐちなほ 飯沼知寿子 月兎 大島美枝子
IINUMA Chizu, IGUCHI Naho, TSUKI Usagi, OHSHIMA Mieko
会場写真、作品写真 Installation views