笠原恵実子 KASAHARA Emiko

 

《Three Types》1993年 木、ステンレス・スティール、シリコンゴム、布 各71.1×77.5×165.1cm
Three Types  1993,  wood, stainless steel, silicon rubber, cloth   28 × 30.5 × 65 inches for each

 

 

  

笠原恵実子
KASAHARA Emiko

東京都生まれ。東京に在住、活動。

多摩美術大学大学院美術研究科修了後、1995年から2014年まではニューヨーク、現在は東京を拠点に活動する。大理石やシリコン、人工毛髪といった無機質でありながら女性的な質感も連想させる素材を用いた彫刻やオブジェ、または写真、映像、アクションといった多岐なメディアを用いて、ユーモアのある発想からコンセプトを冷静かつ繊細に世界を捉える制作を行う。初期は女性と社会との関係性を問う内容を中心とし、近年では、植民地主義や宗教など社会を規定する制度を問う内容へと拡張し、フィールドワークを基盤に文脈を立てたインスタレーションへと生成する。
近年では、10年の歳月をかけ世界85カ国のキリスト教教会の献金箱を追い、そのアーカイブを元に制作する彫刻作品と構成したインスタレーション《OFFERING》や、第二次世界大戦末期に日本で作られた陶器製手榴弾のかけらを発掘し、欠損部分の焼成とともに考古学的記録をインスタレーションした《K1001K》、また近代覇権を象徴する5つの鉄道路線で、使用価値のなくなった硬貨を潰していく現在進行中のプロジェクトなどを手がけている。
これまでに、第3回光州ビエンナーレ(2000)、横浜トリエンナーレ2001、第14回シドニー・ビエンナーレ(2004)、グラーツ民族学博物館(2005)、横浜トリエンナーレ2014、 PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015など、多くの国際展や企画展に参加している。2014年より多摩美術大学彫刻学科教授。 

 


 

 

 

更新された最新の情報は、作家のウェブサイトをご覧ください。
Please refer to the artist’s website for new updates.
https://www.emikokasahara.com

 

 

《Double Urinal》 1993年 大理石(ローザ・オーロラ)、水、漂白剤 各61×48.3×48.3㎝
Double Urinal  1993,  rosa aurora marble, water, bleach  24 ×19 ×19 inches for each

 

 

 

《Setting》1997年 12時間のビデオ インスタレーション、ヒルサイドテラス、東京
Setting  1997, 12hrs duration video, installation at Hillside bldg.

 

 

 

《La Charme #3 -龍安寺-》2004-05年 5枚の人工毛髪のカーペット(直径各279.4、170.2、157.5、114.3、119.4cm)のインスタレーション、20分のパフォーマンス・ビデオ
La Charme #3 -Ryouanji-   2004-05, installation with 5 synthetic hair carpets with various sizes (110, 67, 62, 45, 47 inches diameter), 20 min duration video of performance

 

 

《OFFERING -Marina-》2014年 皮革、ブロンズ 30.5×15.9 × 20.3 cm
OFFERING -Marina-  2014,  leather, bronze  12× 6,25 × 8 inches

 

 

 

《K1001K》 2015年 1001個の陶器、1001枚の画像付き紙の積み重ね、インスタレーション サイズ可変
K1001K   2015, 1001 pieces of porcelain , a stack of 1001 paper with image,  installation size variable